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イクウェル(旧七田式教室)のメリット・デメリットと辞めた理由

イクウェル(旧七田式教室)のメリット・デメリットと退会した理由

我が家の現在早生まれ小学1年生は、3歳年少のときにイクウェルチャイルドアカデミー(七田式教室から分かれた教室)に入会しましたが、半年経たずして辞める決意をして退会しました。

イクウェルや七田式をどうしようか悩まれている方は、「イクウェル、効果なし」や「イクウェル、意味ない」などというキーワードで検索する方もいるかもしれません。しかし、勿論イクウェルはイクウェルの良さがありますし、長年にわたってしっかり考えられた内容であって効果や意味がないということはありません

イクウェルはイード・アワード2021年幼児教室部門で最優秀賞とっていますし、満足度は高いと思います。

我が家も子どもは毎週楽しみにして教室に行っていましたし、良いと思うこともたくさんありましたが、とても悩んだ末にイクウェルを辞めて通信教育Z会に移行しました

全て個人の感想・主観ですが、、イクウェルや七田式教室を始めるか悩んでいる方、やめようか考えている方のご参考になればと思います。

この記事で書くこと
  • イクウェルに入会した理由
  • イクウェルで感じたメリット・デメリット
  • イクウェルを辞めた理由(退会した理由)
  • イクウェル退会後どうしたか(Z会になぜ移行したか)

※3歳年少時の5カ月間の経験から筆者が感じたこと

まずはイクウェルに入会した理由から手短に書いていきたいと思います。

この記事を書いた人

帰国子女×理系大学院卒×大手企業→この先の人生は子供に関わる仕事がしたいと思っている2児のアラフォーママ。 海外経験や10年以上の企業経験も含めて、これからの時代に子供にどんな力をどのように養ってもらうか日々模索。

どんな人が書いているかご興味ある方は、筆者プロフィールも参考にしていただければと思います。

目次

イクウェルに入会した理由

イクウェル 入会

なぜイクウェルに入会(入室)したかをお話する前に、筆者の子育てへの考え方を少し書いてみます。

お受験で小学校に行かせたいと思っているのか、ゆるっと教育に興味があるママなのかで考え方も異なってくると思います。

筆者のプロフィールを読んでくださった方もいらっしゃるかもしれませんが、

我が家は小学校受験する予定もなかったですし、夫婦共々子供に早期教育をして勉強ができるようになってほしいという気持ちはあまりありませんでした。

勿論勉強も含めて何事もできるに越したことがないのですが、
幼少期はとにかく遊んで楽しい経験をたくさんしてほしいという気持ちが強くあります

そんな筆者がイクウェルや七田式などの早期教育系教室に興味があったのは、

  • どんなことをするのだろう?と興味があったから
  • 地頭がよくなればいいなと思ったから
  • 我が家の上の子(現在小学1年生)が3月早生まれだったから

という3つの理由がありました。

特に3つ目。

昔から様々な研究が発表されていますが、早生まれが成績やスポーツにおいて不利になっているのは、”早期に自信を失ってしまう”ということが原因という説があります。

一つの説ではありますが、やはりどうしても1年先をいっている4,5月生まれの子と比べると”出来が悪く”思えてしまう子はいると思います。

なので、

早生まれの我が子が小学校入って早期に自信を失わないように、その手段として何がいいのか模索し、たまたま家の近くにあったイクウェルに興味をもった、というのがイクウェルに入会した一番の理由になります。

余談ですが、イクウェルは元々は七田式教室でしたが、内部で考え方の違いが生じたようで二つに分離したそうです。
筆者自身も七田式教室も体験見学に行きましたし、我が家と同時期に七田式教室の方に通っていた友人がいますが、少なくとも年少~年中の段階では内容的には殆ど変わらずという印象でしたし、どちらも経験したことがある方もほぼ同じと書かれていますね。

我が家が入会した教室の室長先生は、「お子さんが早生まれという点を懸念して通われているパターンが多いからか、早生まれに生徒さんが多い」とおっしゃっていました。

やはり早生まれママ・パパは同じように思っている傾向にあるんですね。

ちなみに、2020年7月に東京大学大学院経済学研究科の山口教授により、「早生まれの不利は大人までつづく」という趣旨の論文が発表されました。

この論文について詳しくは後述しますが、早生まれの子の親が我が子のためと思ってとっている”対策”が逆に早生まれっ子たちを不利な状況にしているという考察がなされています

受け取り方によっては衝撃を受けちゃいますよね。。

イクウェルで筆者が感じたメリット・デメリット

イクウェルのメリット・デメリット

何事もメリット・デメリット両方あります。

そもそもイクウェルは大元は七田式教室でしたし、イクウェル自体も創業30年以上の歴史ある教室です。
イメージキャラクターとなっている本田望結ちゃん兄妹が通っていた教室としても有名みたいですね。

公式ページから以下を引用しますが、2020年度保護者満足度アンケートで「通ってよかった」が98.4%だそうです。

正直、どういうアンケートなのかはわかりませんが、実際に満足度は高いだろうなと思います。

イクウェルの満足度

引用元:EQWELチャイルドアカデミー公式HP「選ばれる理由」

子供の個性は千差万別なので、勿論、子供によって合う合わないということもあると思いますが、
程度の差こそあれ、イクウェルに通い続けることで子供いとって何らかの良い効果があるのは間違いないと筆者も感じています。

それを踏まえて、筆者が子供を半年弱通わせた上で感じたメリット・デメリットを書いてみます。

イクウェルで感じたメリット

我が家も短期間ですが、通ってよかったと思っています。

我が家が通った年少コースの詳しい内容は別記事に書きますが、50分の授業の中で以下の内容を主にやっていました。

  • フラッシュカード
  • ドッツカード
  • キューブつみき
  • マグネット式図形パズル
  • 百玉そろばん
  • ストーリー記憶法
  • 数字の記憶法(100ワード法)
  • プリント(ひらがなや計算など)

イクウェルも七田式も右脳開発に力を入れているということですが、パッと見てすぐ記憶する訓練やパッと見た瞬間に判断する訓練などが中心に行われています。

メリット① 記憶法の訓練ができ学力向上と受験に活かせる

イクウェルの記憶法

筆者自身は幼少期に勉強系の習い事をしたことがないですし、両親も全くそういうことに興味がなかったのですが、
教科書を視覚的に暗記したり、数字なども勝手にストーリーにして記憶することが得意でしたので、それは大学受験においても、大学・大学院においても役に立ちました。

理系でもセンター試験(2021年から大学入学共通テスト)では文系科目もありますし、国立はそれで足切りがあったり、私立ならセンター試験だけで合格できる場合もありますので、中学受験も含めて”受験”ということに関しては暗記・記憶というのは大事な要素なのは間違いないと思います。

そういう意味では、幼少期から暗記や記憶の方法を自然と身に着け、それが瞬時にできるようになる訓練をするというのは良いことだと思いました。

日本の授業には暗記が多いので、間違いなく学力に繋がると思います。

しかし、そのためにはできれば少なくとも年少からイクウェル(もしくは七田式)に数年間通い続ける必要があると感じました。

筆者も以前、ものすごいスピードでフラッシュカードを記憶できている子をテレビで見たことがありますが、ああいうスーパーキッズはかなり幼少期から通っているのだろうなと思いました。

余談ですが、我が家はイクウェルは年中のたった数カ月しか通えませんでしたし、暗記・記憶関係は特に何かしたわけでもないですが、小学1年生になった今、小学校で始まった暗唱がとても得意のようです。イクウェルや七田式に赤ちゃんからずっと通っていたらどんなふうになっていたのか気になります。

メリット② パズルにそろばんにフラッシュカードに内容が多種多様で子供が楽しめる

教室の内容については簡単に上述しましたが、とにかく取り組む内容が多種多様で大人が見てても面白い!

年少さんクラスまでは親が後ろで見ててよかったのですが、とにかくテンポよく進んでいくので子供も興味津々で乗り出して楽しそうに参加している印象でした。

学びにおいて、興味があるなしでは雲泥の差が出るので、楽しく学べるというのはとても大事ですので、その点、とても良いなと思いましたし、筆者はこの点が最も満足した部分です。

メリット③ 親の安心感がある

こちらは少し皮肉みたい感じになってしまいますが、教室に通わせているという親の安心感みたいなものはあるかなと思いました。

よくよく考えると、実際に我が子に合っているのか・効果があるのか、というところとは別なんだと思いますが、通わせていないよりはいいだろうという気持ちも出てきます。

とはいえ、時間もお金も有限なので、その安心感というところに囚われずに判断したいですね。

イクウェルで感じたデメリット

デメリット① 料金が高い

そもそもイクウェルが目指す右脳開発の効果を得たいと思うならば、少なくとも年少時には入室し、数年間通う必要があると思う、と筆者の考えを先述したのですが、

数年間通うにも、やはり教室の月謝がかなり高いというのは多くの人にとってかなりの負担だと思います

こちらが我が家が入室当時頂いた紙です。地域や教室によっても異なるかもしれません。

イクウェル 料金
イクウェルの月額の費用

我が家は当時キャンペーンがあり、4回のトライアルレッスン時を受けてから入会しましたが、以下のような費用になっていました。

トライアルレッスン4回分通常時
月謝15,120円 15,120円
維持費なし 2,376円
ホームリスニングCD1,188円 1,188円
プリント代1,080円540円
合計17,388円19,224円
幼児コース(50分)※地域・教室によって異なる

通常の月謝が2万弱の上に、入会金が21,600円でした。

しかも、教室に通っていると他の教材などをいろいろ買おうという気になってきてしまうんですね。

自宅で覚えて、先生に聞いてもらう暗唱というのがあって、
それは全員やる感じで、そのためには2000-3000円の暗唱本は購入しないといけないですし、

我が家がは通った期間中にすくすくドリル(半年分7,398円+税)をたくさん購入してしまいました。
(結果的にこのドリルは全て購入して本当に良かった!と後々満足するのですが・・)

すくすくドリルや七田式プリントは2歳半~就学前の圧巻の自宅学習プリントです。
以下の記事に徹底的に詳しく書いています。
新しいページとして開くので、本記事を読んだ後に読んでみて頂ければと思います。

一つの習い事に月2万を問題なく余裕で払えるおうちなら、是非お勧めしたい教室ではあります。

我が家は当時下の子も生まれていなくて金銭的にはなんとかなりそうかな・・とも考えましたが、総合的に考えて我が家は退会しました。

退会した理由のところで詳細を書きます。

デメリット② 先生の当たり外れがある

イクウェルと七田式どちらがいいかと考える方もいらっしゃると思いますが、正直、そのどちらがいいかということよりも、先生が良いかどうかの方が大事な判断要素になるのではと感じました

勿論、先生方皆さん訓練されているのですごい方ばかりなのですが、どうしても料金が料金なだけに親の目が厳しくなってしまいます。

フラッシュカードのめくりをよく失敗してしまう先生や、プリントに長く時間を使う先生などがいらっしゃいました。

筆者の個人的な感想ですが、プリントなんて家でできてしまうので、たった50分しかない時間にプリントをさせる時間が惜しいと思ってしまいました。

我が家が通っていたところは同じ曜日の同じ時間なら基本的には同じ先生でしたが、やはり先生方もお子さんがいたりしますし、ご体調によって他の先生になることはしばしばありました。

なので、たまに先生が代わることはやむを得ないことかもしれませんが、少なくともメインの先生がどんな感じかはチェックしておくべきだと思います

体験のときだけ室長先生などの普段の先生とは異なる先生がやる場合もあるのでなかなか見定めるのは難しいかもですが、

一人の先生がやっている教室もあるので、気になる方はそういった教室を選ぶのも手かなと思いました。

ちなみに、イクウェルも七田式も基本的に年中からは親は室内に一緒にいられなくなるので、どんな先生がどういう授業をやったのか把握することは難しいかもしれません。

デメリット③ 受け身が多いと感じてしまった

基本的に暗記・記憶、そして瞬間的な把握能力を訓練することが主体の教室だと思います。

「自分ならどう考えるか」「自分だったらこうしてみたいな」など、自らの意思で何かをするという項目は多くはありません。

ブロックやつみきなどを使って、本人が自ら考える項目もあるのですが、それも、どうやったらその形になるかということであって、自分の”自由な表現”で何かを創造したり、自分はどう思うか・考えるか意見を発する機会は殆どありません。

勿論、数十分という短い時間でかなりハイレベルなことを詰め込んでもらって思考力を訓練できる場ですので、他のことまでイクウェルに求めるのはおかしいとも思います。

ですが、敢えてデメリットとして書かせて頂きました。

イクウェルも他の習い事も並行して行えれば良いのだと思いますが、我が家にはそこまでの余裕がなく、

また、

いろんな遊び・体験から、「自分ならどうするか」「自分はどう感じたか」という気持ち・考えを育み、非認知能力を優先的に育てたいという筆者の考えからすると、受け身が多いイクウェルだけをやり続けるのは少し違うなと思うようになりました。

デメリット④ それ必要?と思ってしまうものがある可能性あり

正確にはこちらも”デメリット”ではないかもしれませんが、費用が高額なだけに、ん??と思ってしまう点があると、不満が増大しやすいという可能性はあると思いました

筆者は、料金を余裕で払えていたわけではないからこそだと思いますが、一度「うーん、それ必要かなー」と思ってしまうと、それが頭に残ってしまって不満が増大していってしまいました。

何に対してそう思ったかの一例ですが、円周率を覚える訓練についてです。

ちなみに、なぜ円周率を覚えるのかということは公式ページに以下のように書いてあります

円周率で「ストーリー法記憶」を定着させる
EQWELではさまざまな記憶法を行いますが、幼児教育においては、円周率を使ってストーリー法記憶の取り組みを行います。
円周率は決して循環しない数字の羅列なので、記憶の訓練の素材としては最適なのです。

記憶力を鍛える円周率について | EQWEL TIMES | 幼児教室イクウェルチャイルドアカデミー

右脳の活性化、そして、記憶力を訓練するため、とは理解しています。

しかし、

それを必死にやるよりももっと絵本や本を読んで自分で自由に想像力膨らませてほしいな~とか、
記憶力をそんなに高めて何になるんだろう?みたいに思い始めてしまったんですよね。。

これ、あくまでも筆者の勝手な気持ちです。

勿論、そのスーパー記憶力が学力にも活かされるのかもしれませんし、頭脳王決定戦などを見ていても、あのような天才になるにはそういった能力が必要なのかなとも思ったりもします。

メリットのところでも書いたのですが、勿論、何事もできるに越したことはないですし、
記憶力を訓練して強化するというのは大事なことだと思います。

でも、あくまでも我が家の場合は、ここまで高額を払うほど高度な記憶訓練をやらせたいなとは思えなくなってしまいました

イクウェルを辞めた理由(退会した理由)

デメリットのところでも少し触れていますが、あらためてここでやめた理由をまとめます。

まず、繰り返しになりますが、
我が家も約5カ月間という期間ですが、子供もとても楽しく毎週の50分授業を受け、通い続けたいと言っていましたし、学ぶ楽しさを得ることができたので通えて本当に良かったと思います。

子供が行きたいという気持ちがあったので、受験を考えていたり、金銭的にかなりの余裕があれば通い続けていた可能性が高いです。

が、以下の理由で退会を決めました。

  1. 同じ費用をかけるなら、他の習い事もいくつか始めて様々な体験をさせてあげたかった。
  2. 受験に強い子に育てたいわけではないと考えたときに、通い続ける意義が分からなくなってしまった。
  3. イクウェルでやってよかったことの中には、自宅でできるものもあると思った。
  4. 受け身の勉強や学びだけでなく、様々な体験もできる通信教育Z会の方が我が家に合っていると思った。

退会理由① 他の習い事を増やしたかった

イクウェルと他の習い事

イクウェルに月額2万かかっていましたが、少なくともこの2万あれば様々な2つの習い事ができますよね。

我が家は幼少期にいろんな体験をしてほしくて、既に習い始めていた水泳の他にも、空手、体操、ピアノなどを習わせてあげたいなと考えました。

当時我が家は共働きで習い事させてあげられるのは基本土日しかないということもあり、どうしても数的にも取捨選択しなければならないという理由もありました。

イクウェル退会後2つ習い事を新たに始め、現在本人は小学1年生になりましたが、その2つの習い事をやってこれて本当によかったなと思います。

退会理由② 通い続ける意義が分からなくなった

我が家は私も夫も周囲のサポートもあって幸い大学院までいけて企業に入ることもできましたが、社会人になって特に思うのは「良い大学=仕事ができる」でもないし「良い大学=人生幸せ」でもないということです。

勿論、大学出ていた方が有利なことは多いと思うし、肩書が必要なことはまだまだたくさんあると思います。
なので、できるならば大学に行く方が良いといえるかもしれませんし、私もそのように思うことはあります。

ただ、技術の発展や社会情勢が目まぐるしく変わる世の中です

今後は多くの職業がAIに置き換わるともいわれていますし、
ユーチューバーやインスタグラマーなど、自分の力で自分のアイディアで働いている人たちもたくさんいて、すごいなと思います。

残念ながら、この日本においても、大企業に永久就職することが安定的だったり幸せなことではなくなってきましたし、「ライフシフト」といって、一度の人生を自分がどう過ごしたいかを考えて、自分のやってみたいことにチャレンジする人も増えてきました。

筆者は子供たちに、勉強は最低限でいいから、たくさんの経験・体験をして、たくさん自分の頭であれこれ考えて、どんな局面でも自分で考え生きていける人になってほしいと思っています。

このような考えの中では、早期教育や記憶法の訓練など、筆者の子供たちに対する未来像と少しずれているように思えてしまいました。

何度も書きますが、イクウェルや七田式の内容はとても良いものだと思っていますし、それらでないと得られない能力も間違いなくあります。また、イクウェルも他も平行してできればそれに越したことがないかもしれません。時間とお金の条件の中で「どこを優先するか」だと思います

退会理由③ イクウェルでやる内容の中には家でできることもあると思った

イクウェルはないのですが、七田式にはオンラインショップや楽天やAmazonの公式ショップがあります。

たとえば、以下はイクウェルや七田式教室でも使うような知育教材を購入することができます。

我が家は、イクウェル大会後は七田式の立体パズル系を購入し、自宅で本人がやりたいときにやりたいように取り組ませていました。

また、前述したように我が家はイクウェルのすくすくドリルをたくさん購入していたので、退会後もそちらを自宅で継続して取り組みました。

イクウェルのすくすくドリルとは少し異なりますが、七田式プリントは毎日たった3枚取り組むだけでちえ・もじ・かずの3分野に2歳半から6歳まで取り組めますのでとてもおすすめです(全コース以下の通販公式サイトに見本あり)。

しちだ・教育研究所
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また、実は七田式の方には通信教育もあります。

七田式通信教育

七田式通信教育幼児コース(入会)【通信教育】 | 七田式公式通販 (shichida.com)

2021年8月現在、104,500円(税込み)で0歳コースから6歳コースまでのラインアップがあるようです。

教室に通った方が楽だし、専門的に訓練された先生方が教えてくださるし・・ですが、費用を考えて、自宅でお母さんが頑張るという手段もあります。

この通信教育は親が大変そうですけどね・・

おまけ)退会後数年経って思うこと

東京大学大学院経済学研究科の山口教授が2020年7月に発表されていた論文がとても興味深く、ご紹介します。

こちらが分かりやすく山口教授の考察がまとまっていました↓

早生まれは高校入試にも影響!? 東大教授が説く「不利のはね返し方」|早生まれに負けない子育て|朝日新聞EduA (asahi.com)

この記事の一部分を引用します。

早生まれの不利は大人になっても消えません。30~34歳の所得を比較した先行研究によると、早生まれのほうが約4%低いという結果が出ています。この年齢になれば3月生まれと4月生まれで生物的な能力差はないので、知力や体力、体格ではなく社会の仕組みそのものが、早生まれの不利を固定化する方向に働いていると考えられます。

理解の鍵は「認知能力」と「非認知能力」です。認知能力とは、IQ(知能指数)や学力テストなどで示される能力を指します。一方、非認知能力は「最後までやり抜く力」や「感情をコントロールする力」「他人と良い関係を築く力」といった能力を指します。近年の研究で、社会的に成功する人は非認知能力が高いことがわかってきています。早生まれの子どもは、同じ学年の遅生まれの子どもに比べて認知能力と非認知能力がともに低い傾向がありました。

早生まれは高校入試にも影響!? 東大教授が説く「不利のはね返し方」|早生まれに負けない子育て|朝日新聞EduA (asahi.com)

いわゆる認知能力と呼ばれる学力に関しては、学年が上がるにつれて縮まるのに対して、非認知能力は縮まらないというデータが出ていて、その理由として、以下のようなことが考えられると考察しています。

早生まれが不利にならないように、親や周りの人が家での勉強や読書、塾通いを積極的に促していると推測されます。そうなると当然、子ども同士で遊んだり、スポーツをしたりする時間は減るので、これが非認知能力が育ちにくくなっていることに影響している可能性があります。もともと不利な立場にある早生まれの子どもたちは、親が子を思うための「対策」によって、より不利な状況に陥ってしまっているのです。

この研究は、とある母集団を解析した結果のデータを参考に考察しているものですので、この考察が絶対的に正しいということではないと思いますが、個人的にこの論文はとても興味深く、一理あるなと感じるものでした。

我が家は金銭的にも継続はきつかったこともあって退会しましたが、その分他の経験(他の習い事やZ会)に時間を使えて良かったなと振り返って思います。

ちなみに、我が家がもし小学校受験をさせたいとか、絶対的に中学受験をさせて御三家に入学させたい!と思っていたら、継続していたかもしれませんし、
イクウェルに通い続けることで得られることはたくさんあると思いますので、本記事はとある親の一つの考えとしてとらえて頂ければと思います。

こういう人は辞めた方がいい?

あくまでも個人的にですが、こういう人は向いていないのかな・・辞めた方がいいのかな・・と思ってしまうパターンを紹介したいと思います。

次の項にも書きますが、我が家も通信教育に移行して良かったと思えていますし、何もこれらの教室でしか良い効果が得られるわけではありませんからね

辞めた方が良いかもしれないパターン① 費用捻出がかなり厳しい

まず、月額2万+プリントや暗唱ドリル代等の高額な費用をかなり厳しい家計状況から捻出しなければならない方。かなり高額な月謝で、勿論先行投資という意味で通うと決めた方は勿論そのまま通うことでイクウェルから得られる効果は間違いなくあると思いますが、次の項で書くように、とても良い通信教育もあります。

辞めた方が良いかもしれないパターン② 子供が嫌がる

もう一つ。さすがにそれはどうかな・・と感じてしまうのが、毎週子供が嫌がるのに怒って引きずって行くパターン

お子さんが教室に行っても全く聞いていない、やろうともしない、そんな状態でも通っている方はいます。

勿論、一時的なものかもしれませんし、継続していくことで徐々に子供も変化する可能性はありますし、休会制度を利用して休んでからまたチャレンジしてもいいと思いますが、どんなに効果があると言われているものも、特に幼少期の子供に関しては、その子自身が嫌がっているならばせっかく高額な費用をかけるほどの効果が出るとは思えません

いずれにしても、イクウェルや七田式教室、あるいはチャイルドアイズ等々の教室だけではなく、かなり良い通信教育もあるので、それらを考えるのも一つの方法かと思います。我が家のパターンを次に紹介します。

イクウェルを辞めたあとその後に通信教育Z会を始めた理由

Z会に変えた理由は体験ができるから

最後に、我が家のイクウェル退会後、色々資料を取り寄せて考えた結果、Z会を始めました。

なぜZ会を始めたかを以下に書いてきます。

幼児向け通信教材の中で、Z会ならではの内容に親子で様々なことを実際に体験する”ぺあゼット”があります。

Z会ペアゼット

月ごとにテーマが決まっていて、それに関連する様々な取り組みがのっている冊子が入っていて、親子で一緒に体験をします。

さまざまなモノを使って工作したり、外に出かけて探検したり、季節の植物や虫の観察をしたりといった内容です。

筆者が知る限り、毎月こういった取り組みがあるのはZ会だけです。

受け身姿勢でやるだけでなく

「自分から何かをしてみる」「考えて工夫をしてみる」「知りたいことを自分から調べてみる」「考えたことを親と話し合ってみる」などの体験があるのはとても魅力的でした

しかも、毎月そのテーマで子供の絵や親が聞き取った内容を先生に送り、先生からお手紙が届き、子供と一緒に先生のお手紙を読みながらまた振り返ることができます。子供も第三者から絵をほめてもらえることはとても自身に繋がります

そして、もう一つZ会が魅力的だったのはお値段・・。月2000円ちょっとですよ??

やる内容が全然違うので比較できるものではないんですが、単純に値段だけで考えるとイクウェルの1/10!!

この判断から2年ちょっと経ちますが、Z会をやって本当に良かったです!

正直、”ぺあゼット”に関しては月1とはいえ、親としては面倒だなと思ってしまうこともあるんですが、やってみると親も面白いし、何より子供が大喜びで楽しんでくれましたし、これらの体験で得られたことがたくさんあるなと思います。

まさに筆者が子供に身に着けてほしい非認知能力(特にチャレンジ精神、自己肯定感、コミュニケーション力)をZ会幼児コースで育てることができたと感じています。

Z会は無料の資料請求をするとおためし教材が送ってもらえるので、どんなものか実際目で見て確認できますよ。

Z会幼児コースはイード・アワードの2020年度最優秀賞で、「効果のある通信教育」部門賞は数年間連続受賞しています。資料請求でZ会の考え方やおためし教材を見てみてください。

公式ページをチェック
Z会 幼児コース

\イード・アワード最優秀賞/

まとめ

この記事では、年少の5カ月間イクウェルチャイルドアカデミーに通い、イクウェルのメリット・デメリットや退会した理由、そしてZ会に移行した理由を書いてきました。

全て筆者の個人的な主観と感想ですし、ご家庭の状況やお子様に期待することなどで考え方が変わってくると思いますが、一つのご参考になればと思います。

何事もメリットデメリットがあり、イクウェルも良い面悪い面を感じたわけですが、我が家が退会を決め辞めた理由は以下になります。

  1. 同じ費用をかけるなら、他の習い事もいくつか始めて様々な体験をさせてあげたかった。
  2. 受験に強い子に育てたいわけではないと考えたときに、通い続ける意義が分からなくなってしまった。
  3. イクウェルでやってよかったことの中には、自宅でできるものもあると思った。
  4. 受け身の勉強や学びだけでなく、様々な体験もできる通信教育Z会の方が我が家に合っていると思った。

もし同じように悩んでいる方がいるとしたら、判断基準となるのは、月額2万+プリントや暗唱ドリル代等の高額な費用を余裕をもって払えるのかというところと、もし厳しいということであれば、そこまでしても通わせる理由があるのかというところが大きなポイントになるのかなと思います

我が家は小学校受験は考えていませんでしたし、中学受験も絶対させたいという思いもありませんでした。
当時共働きで土日しか習い事ができないということもあって、費用的・時間的に取捨選択しなければならないということもありました。
ご家庭によって状況は様々だと思います。

また、筆者は非認知能力を育てたいという思いで子育てしていて、特にチャレンジ精神やコミュニケーション力を育みたいと思ったときに、受け身ではなく、自分が主体となっていろいろチャレンジしたり考えたりして体験もできるZ会が良いと考えました

子供の個性も家庭状況も千差万別ですし、どういう教育・子育てをしていくことがその子にとって幸せかというのは子供が小さい頃は親が模索するしかありませんが、子供たちが幸せになる未来を願い試行錯誤していきたいですね!

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