夏休みや冬休みにはおうち時間の充実のためにも、子供たちが普段は体験しにくい経験をするためにも、是非オンラインイベントをおすすめします。
有料のものも含めれば無数にあるのですが、無料のオンラインイベントでも十分に充実した時間を過ごせるものがりますよ。
この記事では、我が家の小学生が2021年夏休みに参加した中で、特に良い経験ができたなと思ったものを3つ選んでご紹介します。
今後の冬休みや夏休みの参考にして頂ければと思います。
オンラインイベントの内容は子供の年齢・学年、男女によって異なると思うので、内容はもちろんご紹介しますが、
- どんなことがなぜ良かったか、子供のどんな成長に繋がったか、というところを中心にご紹介します。
ちなみに、結論だけ一部先に書きますが、
具体的には、得られたのは、以下のような力や勇気ですね。
- 初めて聞いた話に対してその場で自分の考え・意見を言う
- 疑問に思ったこと・もっと知りたいと思ったことをその場で聞く
- 知らない人たちの中で発言する
そして、これらができたことで自信もアップ!
筆者は帰国子女で海外の学校経験があるのですが、日本の学校の授業では、日ごろから積極的に子供たちが発言する機会は少ないと思います。
特に、コロナ禍の今は、授業中の発言機会が失われてしまってきています。
学校の授業をどうこうするというのは親にはできませんが、今回ご紹介するような無料オンラインイベントを活用して積極的にそのような場を作ってあげられることはできると思います。
この記事が、今後オンラインイベントを探す上でのご参考になればと思います。
夏休みのおうち時間に参加して良かった無料オンラインイベント3つ
今回ご紹介する3つは、全て筆者が無料オンラインイベントの検索魔になって発見したものです。
コロナ禍ということもあってオンラインイベントはとても増えてはいるものの、情報がバラバラ!
しかも、「お!よさそう!」と開いてみると数年前のものだったりもします。
そんな筆者の経験を元に、
無料オンラインイベントの種類・探す方法、どのようなものがおすすめなのか、というところを以下の記事にまとめていますので是非ご参考にしていただければと思います。
さて、本題ですが、我が家が参加した中で特に参加して良かった!と思った以下3つをご紹介していきます。
- 葛西臨海水族園の「くらべてみるとおもしろい!魚とわたし、魚と魚」
- ワールドビジョンジャパンの「サマースクール2021」
- kidsweekendの「発掘現場を体験!恐竜の化石はどんなところでみつかるの?」
尚、各イベントに参加してよかった点を書いていますが、筆者(親)から子供を見ていてどのように見えたかを書いています。
葛西臨海水族園の無料オンラインイベントの体験談
葛西臨海水族園の無料オンラインイベント「くらべてみるとおもしろい! 魚とわたし、魚と魚」の体験談です。
こちらは、東京ズーネットというHPで申し込み、抽選で当選することができました。
(他にも上野動物園のイベントなども申し込んでいましたが落選・・)
少人数制のものは抽選になるので、他のものも含めて多数申し込んでおくといいですよ!
さて、話は戻りますが、以下がそのイベントの公式ページになります。
以下のように、5歳、小学校1,2年生、3,4年生、5,6年生と4つにプログラムが分かれていました。
引用元:東京ズーネット
我が家が参加したのは、小学1,2年生のいきものことはじめ「くらべて感じる魚のくらし」です。
おおまかな内容は、以下となっていました。
食材として身近な魚、アジとわたしたち人間をくらべながら観察します。水中でくらすアジと陸上でくらす人間の体のつくりをくらべながら、似ているところと違うところをさがします。水中と陸上、それぞれの環境に都合がよい体の形やつくりを観察し、いっしょに楽しい発見をしましょう。
他の学年も同じテーマではありますが、魚のからだのつくりについて掘り下げる度合いが違っていました。
こちらで事前に準備が必要だったのは「アジ一匹」。
こんな感じにアジ1匹を前に参加しました。
最初に全体でお話を聞いた後に、5人ずつのグループに分かれてアジのからだについて学びました。
先生一人に対して5人!1時間半も!かなりみっちりでした。
え?こんなところにもヒレがあるの?
アジにも鼻があるの??
アジはどこからウンチするの??
アジはどうやって泳ぐの?
などなど、子供たちは驚きながら(親も)、1時間半楽しく参加しました。
- 身近な魚であるアジを題材に、魚の体の仕組み、私たち人間との違いを楽しく理解できていた。
- 5人という少人数制だったため、一人ひとりに意見や感想を聞いてもらえたり、子供自ら質問をしてその場で回答してもらえた。
- 他の子の発言や質問に刺激を受け、積極的に考え、発言しようとしていた。
- 恥ずかしがり屋でしたが、自分が聞いた質問に「いい質問だね!」と言ってもらえたり、気づいたことをを発言したら「いいことに気づいたね!」と言ってもらえたりして、本人の自信に繋がったようでした。
我が家はこのイベントの前にも他の無料オンラインイベントには参加したことがありますが、
それはただ聞いているだけで、子供も途中あくびも連発していましたし、特に普段の授業と変わらない環境なんだろうなと見てて思いました。
それが、このように、少人数制かつ知らない人の中で発言を求められるような環境に置かれ、意見や質問を言えたりできたことは、かなり自信に繋がったように見えました。
お子さんによっては日ごろから人前で話すことに抵抗がない場合でも、突然意見や感想を求められたりする機会というのは多くはないと思うので、そういったお子さんにもとても良い経験になるのではないでしょうか。
少人数制のものは抽選になってしまうので運がありますが、申し込まないと始まらないので、いくつか申し込んでおくことをおすすめします。
探し方については、別記事に書いていますので後でそちらも参考にしてくださいね。
それでは二つ目の体験談です。
ワールドビジョンジャパンの無料オンラインイベントの体験談
国際NGOワールドビジョンの「サマースクール2021」に参加しました。
こちらは、たまたまTwitterで発見して申し込みました。以下がそのときのツイートです。
プログラムは以下のようになっていて、全て無料、定員500名でした。
※ワールドビジョン公式ページより”対象者”と”内容”を引用抜粋
1回目
テーマ 「世界の子どもたちを取り巻く問題」
・対象:小学1~3年生と保護者
・内容:安全な水や食べ物が十分にない、学校に行けない世界の子どもたちの現状を写真や動画、クイズ等で学びます
2回目
テーマ 「世界の子どもたち ~権利と多様性~」
・対象:小学4~6年生
・内容:「子どもの権利条約」に理解を深め、世界に広がる権利の不平等を学び、多様性が受け入れられる公平な社会を実現するために必要なことを考えます
3回目
テーマ 「新型コロナウイルス感染症と世界の子どもたち」
・内容:クイズ「コロナウイルスのウソ?ホント!」、コロナ禍を生きる世界の子どもたちの紹介、塩野義製薬社員によるレクチャー「正しい手洗い」、ケニアの子どもたちへ届けるポスター制作
4回目
テーマ 「新型コロナウイルス感染症と世界の子どもたち」
・対象:小学4~6年生
・内容:クイズ「コロナウイルスのウソ?ホント!」、コロナ禍を生きる世界の子どもたちの紹介、塩野義製薬社員によるレクチャー「正しい手洗い」、ケニアの子どもたちへ届けるポスター制作
我が家は上記の1回目に参加しました。
無料イベントなのに、以下の写真のような招待状や冊子が事前に送られてきて目を通すことができました。
今回のテーマは、簡単には水が手に入らず一日に長い時間かけて水を汲みに行くケニアの女の子のお話でした。
尚、同封物の中には「夏休みの自由研究のヒント」というA3の紙も入っていましたが、著作権のこともありますので上記写真に含めませんでした。
- 日ごろ見る・知る機会がない国や困っている人たちのことについて知ることができた。
- 人々が知恵を出し合い、協力すれば、解決に繋がるという流れを理解できた。
- 500人近い参加者がいたと思うが、挙手性で意見や感想を聞いてもらえた。
- 他の子の発言や質問に刺激を受け、積極的に考え、発言しようとしていた。
- 前回のオンラインイベントに続き2回目のイベントだったため、さらに本人に発言しようとする姿勢が見られた。
ZOOMでしたが、画面にいっぱいに子供たちがうつっていて、その中で、積極的に手を挙げたり発言したりするってなかなか勇気いることですよね。
やはり学年が上がってくると、発言する内容が変わってくるのがよくわかってきますし、日ごろからたくさんの情報に触れているんだろうなと思う子は分かりますね。(と会社の採用目線みたいに見てしまう筆者・・)
キッズウィークエンドの無料オンラインイベントの体験談
kidsweekend(キッズウィークエンド)はとにかくオンラインイベントの数・種類が豊富・・!
我が家も複数参加させて頂きました。
ちなみに、公式ページはこちら→kidsweekend公式ページ
我が家の小学1年生が中でも熱中して聞いていたのが、無料イベントの「発掘現場を体験!恐竜の化石はどんなところでみつかるの?」でした。
勿論、うちの子が恐竜に興味があるということが前提にはあるんですが、このイベントの良かったところの一つに、日ごろ知ることのできない”仕事”について知ることができたということがあります。
特に、この恐竜発掘の話は、”自分の好き”が仕事にできている方のお話でしたし、将来いろんな道がある、ということを子供には胸の片隅に置いてほしいなと思いました。
- 日ごろ見る・知る機会がない研究(仕事)のリアルな現場を知ることができた。
- 興味があること・好きなことを仕事にしている人の話を知ることができた。
日ごろ、子供の目に触れたり知ることができる仕事というのは限られているので、このような無料オンラインイベントで普段知ることのないリアルな話を聞けるのはおすすめです。
まとめ
今回は2021年夏休みのおうち時間を充実させるべく参加した以下の夏休みオンラインイベントの体験談3つをご紹介しました。
- 葛西臨海水族園
- ワールドビジョンジャパン
- キッズウィークエンド
我が家は、今回、上記を含めて多数の無料オンラインイベントに参加して、子供が知識を学べたでなく、以下のようなことができるようになった(向上できた)という効果もあったと感じています。
- 初めて聞いた話に対して自分の考え・意見を言う
- 疑問に思ったこと・もっと知りたいと思ったことをその場で聞く
- 知らない人たちの中で発言する
そして、上記ができたことによる自信アップ!
この記事の冒頭でも書きましたが、
日本の授業では、なかなか子供たちが意見・考えを発言したりする機会はありませんよね。
コロナ禍ということもあって、さらに減ってきてしまっています・・。
なので、
是非、こういった無料イベントを活用して、新しいことを学ぶというだけでなく、自分の意見をまとめ・人前でいうという力を向上するきっかけになればと思います。
無料オンラインイベントにどんなものがあって、どんな風に探すのが良いか、まとめたものがありますので以下もご参考にしてください。
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