イクウェル(EQWEL)のプリント教材である「すくすくドリル」と七田式(しちだ式)教室の「七田式プリント」の違いを比較した記事になります。
我が家では他教材も取り組んでいましたが、この七田式系列のドリルはどちらとも、ちえ・もじ・かずという3領域が網羅されており、2歳半から6歳までの幼児がこつこつ取り組む教材としてこれ以上ないと思う圧巻の内容だと思います。
- すくすくドリルと七田式プリントの共通点と違いを知りたい
- すくすくドリルと七田式プリントのどちらをやるか迷っている
継続的に取り組んだことで高い効果が得られたと実感していますし、継続的に取り組めたのは飽きないで楽しめる内容のおかげでした。
帰国子女×理系大学院卒×大手企業10年以上2児ママ。 海外経験や10年以上の企業経験も含めて、これからの時代に子供にどんな力を、どのように養ってもらうか日々模索。情報収集・情報発信が趣味。詳しいプロフィールはこちら
最初にすくすくドリルと七田式プリントの違いについて簡単にまとめた後に、各項目を詳しく見ていきたいと思います。
目次で興味あるところを読んでください♪
すくすくドリルと七田式プリントの共通点と違いのまとめ
イクウェルのすくすくドリルと七田式プリントは、どちらも2歳半から6歳向けのちえ・もじ・かずの3つに取り組める教材で、計算問題などの左脳を鍛える&イメージ力・空間認識力・直観力などの右脳を鍛える内容となっています。
すくすくドリルと七田式プリントの内容やシール・台紙などの付属物もほぼ同じですが、主な違いは以下です。
すくすくドリルは七田式プリントと比較し、
- 前半・後半に分けて売られている
- 値段が少し高い(すくすくは7535円×2=15070円、七田式は14300円)
- 毎日取り組むプリントが3枚つづりになっていて取り組みが便利(七田式は1枚ずつ別冊子から取る)
- 4日連続で同じような問題はでず、毎日色々な問題がちりばめられ子供が飽きずに楽しみやすい(筆者主観)
- 基本的に教室経由での購入で公式ページから購入できない(他に購入方法あり)
- 3-4歳コースでは都道府県、5-6歳コースでは都道府県別の特産物や世界地図など知識を問うものも出題され難易度高め
- 5-6歳コースの次のコースはない(七田式プリントはさらに5歳半~就学前のコースあり)
内容の重要性とは関係ない話にはなりますが、絵や色の雰囲気も異なります(後述)。
④に書いた連続で同じ問題が出ないという点については、七田式は「400%学習メソッド」で学習内容の定着率UPということを目的に4日間連続で同じ趣旨の問題を敢えて出しているので、実際に定着率が高いのはどちらがいいのか私も分かりませんが、子供が「この問題もうやだー!」となってしまうと面倒かもしれません。ただその辺はやる前から考え過ぎても分からないのでどちらをやるかの決め手にまではならないかなと思います。
補足ですが、イクウェルは七田式の内部での意見の違いによって分裂しただけなので、教室やプリント類は基本的に同じ思想に基づき・問題の作りの意図・狙いはほぼ同じ内容なのだと思います。
ただ、イクウェルはある意味新たに生まれ変わって再出発という状況で、長年の七田式での内容の改善点を洗い出し、改良をした上で教材開発したとのことですので※、3枚つづりにして取り組みやすさ改善したり、連続して同じ趣旨の問題を出さないなど子供が飽きずにやれるよう問題の出し方などを工夫しているのだと思います。
※筆者が通っていたイクウェルの先生談で公式情報ではありません
良し悪しはさておき、全体的にすくすくドリルの方が少し難しいように見えますし、特に上の⑤に書いたように3-4歳、4-5歳コースは明らかにすくすくドリルの方が七田式のものと比べて難しい内容に見えます。それは七田式が用意しているような就学前コース(プリントD)というのもがないからかもしれません(筆者の勝手な推測)。
では、改めて一つ一つの項目の共通点や違いを詳しく見ていきましょう。
すくすくドリルと七田式プリントの概要の比較
すくすくドリルと七田式プリントの種類・対象年齢の比較
すくすくドリルも七田式プリントも共に、【2歳半~6歳】を対象にしたプリント学習の幼児教材です。どちらも、
- 全シリーズオールカラーで、1日3枚(ちえ・もじ・かず)が1セットで、毎日取り組むのはプリント3枚
- 全シリーズがそれぞれ、ちえ・もじ・かずの各冊子が24枚(24日分)あり、それが合計10冊あるので、3×24×10で合計720枚となります。
- 毎日やれば約8カ月間で1シリーズ終える計算。
以下が公式情報として記載されている推奨対象年齢です!
すくすくドリル | 七田式プリント |
---|---|
ひよこ ( 2歳半~3歳) | プリントA ( 2歳半~4歳 ) |
うさぎ (3歳~4歳) | プリントB (3歳半~5歳) |
ライオン (5歳~6歳) | プリントC (4歳半~6歳) |
ー | プリントD (5歳半~就学前) |
※七田式プリントは2021年1月にリニューアルされプリントDもフルカラーで内容も刷新!
前項のまとめで書いた通り、両者の内容(各コースの狙い・意図)はほぼ同じですが、すくすくドリルは3-4歳コースで都道府県、4-5歳コースで都道府県別の特産物や世界地図の知識を問うものも出題され大人でも難しいときもあります。子供たちも勿論できないと思いますが、そういったものに興味をもって取り組んでみようという”きっかけ”として取り組むのが良いかなと思います。
すくすくドリルも七田式プリントも何歳からどのシリーズを始めればいい?
当たり前ですが、公式が記載している対象年齢というのは目安ですので、何歳でどれをやろうと構いません。
ちなみに我が家の場合、すくすくドリルを3歳11か月から始めたのですが、当時通っていたイクウェルの先生に相談したり中身を見て、「ひよこ」の後半から始めて、らいおんの後半を6歳2カ月で終了しました。
我が家は市販のドリルで線を引く、丸をつけるといったことはもう慣れていたということもあってひよこの前半を飛ばしました。
七田式プリントはありがたいことにスタート目安も公表してくれています。イクウェルのスタート目安も対応する七田式プリントの目安を参考にしてよいとは思いますが、若干すくすくドリルの方が全体的に推奨年齢に対しては難易度は高めな気がします。
以下に七田式プリントのスタート目安を記載します。(七田式オフィシャルストアから引用)
今すぐ、すくすくドリルの目安が知りたい方はこちらに飛んでください。
繰り返しになりますが、
\何歳から始めるかは焦らないで/
早期教育のためにと、お子さんがやれないのに無理にやらせようとした結果嫌がるようになり、結果的に「机に向かう」という習慣すら身につかなくなる極めて残念なことになりかねません。
実際にそういうお子さんの話を聞いたことがあります。
始め時は無理せずに、3枚のプリントを本人が楽しく取り組めるようになってからが良いと思います。
年齢が4歳くらいであっても、むしろ簡単なところからスタートすることを個人的にはおすすめします。
楽しくやれると内容も身に付きますし、まずは幼児期に何かに取り組むという習慣を身に着けることが大事ですからね!
この記事の後半で書きますが、教室に通われていない方が買う場合は七田式プリントの方がおすすめですが、すくすくドリルの方に興味があるという方で、すくすくドリルの具体的な内容をもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
すくすくドリルと七田式プリントの見た目の違いを比較
先述しましたが、七田式はちえ・もじ・かずがそれぞれ別の冊子になっている一方で、すくすくドリルはちえ・もじ・かずが3枚つづりになっていて取り組みやすいです。
出典:七田式オフィシャルストア
ちなみに、絵のタッチも少し違います。
以下にひよことプリントA、らいおんとプリントCの比較を載せます。
一部だけだとわかりにくいかもしれませんが、全体的にすくすくドリルの絵の方がやらわかく淡い色を採用したかわいらしいものが多く、七田式はビビッドな色合いで昭和な感じの絵です(完全に筆者の超個人的主観)。これは内容とは関係がないので効果のことを考えるとどうでもいい情報かもしれません・・。
勿論、親にも子供にもどちらの方がいいかという好みはあると思いますが、最初からどちらかに取り組んでいればそれに慣れてしまうので問題ないと思います。
尚、さらなる情報を調べたい方は参考となるサイトは以下となります。
- イクウェル幼児教室※すくすくドリルの情報は記載されていない
- イクウェルタウン(イクウェルの公式情報サイト)
- 七田式オフィシャルストア
繰り返しになりますが、次で詳しく説明するように教室に通われていない方が買う場合は七田式プリントの方の購入をおすすめしますが、すくすくドリルの具体的な内容をもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
すくすくドリルと七田式プリントどちらがおすすめ?
前述した通り、すくすくドリルと七田式プリントはつくりの”意図”や”狙い”はほぼ同じです。
ただ、冒頭でまとめたように、若干七田式プリントの方が推奨年齢相応で基礎固めには向いているような気もしますし、すくすくドリルはちえ・もじ・かずの3枚が最初からくっつていて便利という点や、各コースが前半と後半で分けて売られているので購入する/取り組むハードルが低いという点があります。
しかし、一番問題となるのは購入方法かもしれません。
すくすくドリルは基本的にはイクウェルチャイルドアカデミーの会員で教室に通っている子が教室で直に先生から購入する教材となっています。
しかし、たまにAmazonでイクウェルの教室から出品されていて本体価格自体7535円のところ、9000円と割高ですが購入することができます。
我が家は年少のときにイクウェルに通っていたため、ひよことうさぎはそのときに購入し、らいおんはこちらのAmazonで購入しました。
以下、参考までにAmazonで購入できるすくすくドリルはこちらから見れます↓
在庫が残り1,2点という場合がよくあるので、ご興味があるシリーズをチェックしてみてください。
しかし、ただでさえ七田式よりも少し高い中で割高で買うのもなので・・お金の面のことも考えて、
これから始めたいという方には七田式プリントがおすすめ
なぜならば、七田式オフィシャルストアでも勿論購入できますが、楽天でもAmazonでも公式ページから買うのと全く同じ値段で買えます!!!この高額なお買い物はポイントつけないともったいない!!(と個人的には思います)
しちだ・教育研究所ではないところから、変な値段をつけられて出品されていることもあるので、以下の正規のところからの購入がおすすめです。
楽天・アマゾンどちらもそれぞれの商品ページからサンプル問題が見れますのでレベルチェックしてみてください。
しちだ・教育研究所のショップにはフラッシュカードや知育おもちゃなどもたくさんあるので、プリントを購入されない方も一度見てみることをおすすめします♪
楽天ショップを見てみる
しちだ・教育研究所楽天市場店
Amazonのショップを見てみる
しちだ・教育研究所
教室に通わずとも家で取り組めるものがたくさんありますよね。
さらに踏み込みたい方へ↓
余談になりますが、我が家はZ会幼児コースにも取り組んでいました。Z会は言わずと知れたトップレベルの通信教育です。
個人的に、すくすくドリルでは知識と思考力を身に着けることができ、Z会幼児コースの方では幼少期に育ててあげたいと思った非認知能力(チャレンジ精神・自己肯定感・コミュニケーション力)を大きく向上できたと思っています。
Z会幼児コースは”体験”が充実していて、実際に”行動”を伴って学べる教材だからです。筆者が知る限り他の教材にはないZ会だからこその強みです。
すくすくドリルや七田式プリントに興味がある方は、上記の理由から、Z会の併用もおすすめです。いろんなお子さんがいると思いますが、我が家は小さい頃から習慣にできたので、すくすくドリルとZ会の両方で10-20分、楽しくやれる範囲でできましたよ!
Z会は入会金無料だし、月約2000円でできちゃいます!
ご興味ある方は公式サイトからまずは無料の資料請求してみてください。
資料請求から始めるとおためし教材がもらえたりするし、概要が分かるのでいきなり始めるよりいいです!!
無料で資料請求→Z会 幼児コース
筆者は、悩んだ末にイクウェルを退会してZ会を始めましたが、その決断をして良かったと思っています。
イクウェルを辞めた理由などについてはこの記事の最後に参考記事を載せておきますね。
まとめ:どちらか迷う場合は総合的に比較し七田式プリントがおすすめ!
すくすくドリルと七田式プリントは共に、2歳半から6歳までを対象とした、ちえ・もじ・かずの3領域を網羅した圧倒的な内容の幼児教材です。
違いの詳細は本文のまとめを参考にして頂きたいですが、
- すくすくドリルの方が3枚つづりになっていて使いやすい
- すくすくドリルの方が七田式よりも少し対象年齢より上の問題が多め(それが良いとも限らない)
- 七田式には就学前に取り組める4つ目のシリーズまでそろっている
という点が主な違いだと思います。
ただし、最もネックとなるのが購入方法ですし、購入しやすいかどうかで判断して良いと思います。
イクウェルに既に通われている方はすくすくドリル、七田式教室に通われている方は七田式プリントで全く問題ないと思いますが、どちらの教室にも通われていない方は、七田式プリントを上述した通販サイトから購入することをおすすめします。
我が家が、イクウェルの教室を辞めてすくすくドリルやZ会の通信教育を中心としたおうち教育に切り替えた詳細な理由が金ある方は以下の記事をお読みください。かなり詳しく書いています。
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